リサイクル着物にありがちな問題点

汚れやほつれの有無を確認しておこう
自分に似合う色柄やサイズの着物を見つけることができたら、次はその着物のコンディションについて細部まで確認しておくといいでしょう。
特にファンデーションや汗がつきやすいと言われる衿元、食事の際に汚しがちな袖口や上前全体などにシミが無いかどうかを確認することは大切です。
練習用の着物として買うなら人前に出ることはないのだからと多少の汚れについては目をつぶるというのもひとつの選択肢ではありますが、他人がつけた汚れはあまり気持ちがいいものではありませんし光源のせいで黄ばんだシミが目立たなくなっているだけかもしれないので注意が必要です。
後になってから、実は意外と濃いシミであったということに気がつくこともあるようです。
またコンディションを確認する際には、ほつれやすい裾の状態についても確認しておいた方がいいでしょう。
季節ごとに異なる着物の色や素材について
着物には「袷」や「単衣」、「薄物」などの種類があり、四季のある日本には季節に合わせてそれらを着用するルールというものがあるようです。
冬場から春先という一年のうちのほとんどは生地が二枚重ねになっている「袷」の着物を着ることになっていて、初夏や秋口といった季節の変わり目には裏地のない「単衣」のものを着用することになっているそうです。
そして最も暑さが厳しい夏の間は「薄物」と言われる見た目にも生地的にも涼しさを意識した着物を着ることが一般的となっているようです。
色味についても季節感を考慮したかたちになっていて、春~夏には薄い色味で透け感のあるような涼しげなものが好まれ、秋~冬は暗めの色味にあたたかみのある素材を選択することが多いといいます。